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2020年8月1日ムシ歯のできかた
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は、【ムシ歯のできかた】についてご紹介していきます。
ムシ歯になると結構ショックですよね。
ムシ歯なんかこの世界になきゃいいのに・・・なんて思ったりしますよね。
そんなムシ歯について知りましょう。
🦷硬い歯を溶かすのはプラーク(歯垢)です。正確にはプラークの中にたくさんのムシ歯菌(ミュータンス菌)です。
🦷プラークが歯の表面にくっつくと、プラークの中にいるムシ歯菌は食べ物に入っている糖質をエサにして酸をつくります。
🦷この酸が歯を溶かします。これがムシ歯です。
ムシ歯ができるには、ジグソーパズルのように糖分・歯・時間・細菌の4つのピースが必要です。
ということは、その中のどれか一つが欠けてしまえばムシ歯はできないことになります。
ここで少し注意⚠️ムシ歯菌を全部退治してしまえばいいんじゃないの?と思ってしまいますが、私たちの体の中にはたくさんの細菌が住み着いていて、残念ながらそれはできません。
ムシ歯予防は、この4つの要素を上手にコントロールすることがポイントです。
まずは、毎日歯をしっかり磨くことから始めましょう。
2020年7月14日母子感染の予防
お母さんの虫歯菌が子供に感染する母子感染を防ぐためには❔🦷
生後1歳半から3歳が虫歯菌の住み着く時期であり、主に口移しで物を食べたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事させたりすると細菌が増えてしまい、お口の中の病気の原因になってしまうと考えられます。そのため、お母さんのお口にばい菌が多いと、子供も虫歯になってしまう可能性が高くなることが分かります。それ以外にも原因として上げられるのは、子供が口にする物です。3歳までに味の好みが決まると言われています。
それらの対策として、まずは生え始めの歯にフッ素を出来るだけ早く塗り3〜4ヶ月に一回ずつ定期的に塗るのもお勧めします。また、シーラントによる予防です。シーラントとは奥歯の溝をプラスチックで塞いで虫歯を予防する処置です。ですが、シーラントをすれば虫歯にならないという訳ではありませんので、毎日歯磨きをしっかりし、定期検査でのチェックをお勧めします。
虫歯の原因となる3つの要素
歯質→唾液の力により虫歯になりやすいかどうか左右される。
むし歯菌→ミュータンス菌というプラークをつくり歯を溶かす酸をつくる。
食べ物→砂糖を含む物や飲み物
2020年7月2日お盆期間中の診療のお知らせ
いつもヒサドメ歯科のホームページを
ご覧頂き、誠に有り難うございます。
8月13日から8月16日までのお盆期間中は通常通り診療行っております
お盆期間中は、予約が大変込み合うと予想されますので、
受診を希望される方はお早めのご予約をお願いします
診療受付時間 9:00~18:00
2020年6月1日虫歯になりやすい・なりにくいについて
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
まず、最初にカリエスについて説明します。虫歯になる危険度をカリエスリスクと言います。
これは一人一人原因や度合いが異なります。
⭐︎あなたのカリエスリスクを知るために
①口の中にいる『菌』の数を調べます。
・ミュータンス菌はプラーク(歯垢)の中に多く存在し、『酸』を作り出します。
・ラクトバチラス菌は、虫歯を進行させる菌です。気に入った住処があると増えやすくなります。
・数を知ることで、口の中の状態や食生活を評価することができます。
②あなたの食生活を調べます。
・あなたが食事をして栄養をとっているのと同じように、虫歯菌もそれを栄養源にしています。
・食事や間食の回数が多いほど、虫歯になりやすい状況を多く作ります。
⭐︎サリバテスト
・唾液について調べること
虫歯菌に対抗する最も頼もしい味方が『唾液』です。唾液の量が少ないと、虫歯菌がエナメル質を溶かし出します。唾液の量が多いと、酸が中和され、歯の表面を守ります。
⭐︎フッ素について
・フッ素は、丈夫な歯を作る手伝いをしてくれます。フッ素は、抗酵素作用・抗菌作用があり、歯質を強化します。
フッ素入り歯磨き剤を使用したり、歯科医院でフッ素塗布をお願いするのもいいでしょう。
レーザーで虫歯の大きさを調べましょう!
当院では、虫歯診断気「ダイアグノデント」を使い、必要以上に歯を削らない予防的な治療を行っています。
1レーザーで効果的な虫歯診断
2ダイアグノデントの数値について(当院での数値)
⭐︎0〜14
特に治療の必要はありません。
⭐︎15〜20
予防処置を勧めます。
⭐︎20〜30
それ以上に進行しないように、予防処置を徹底していきます。
⭐︎30以上
虫歯治療(カリエス治療)
歯の削りすぎは歯を生涯、健康に保つためにはよくありません。
アメリカでは、10年以上も前から歯の表面を覆っているエナメル質を削り過ぎから守ろうという運動を歯科医師が提案しました。
以前から虫歯の予防を重視している当院もダイアグノデントを使用し、可能な限り歯を削らない治療を行っています。
2020年5月22日ご予約について
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルスが世界中で流行し、歯科治療においてもご心配されている方が多いと思いますが、日常で何かお変わりはないでしょうか?
歯科医療関係者から患者様への感染は5月15日現在確認されていないとの日本歯科医師会からの公式な見解も出されています。
当院といたしましても、外来環境体制を整えている病院として厚生省から特別な認可を受けている体制下で日常より十分な消毒、滅菌、感染症対策に取り組んでいるところです。
引き続きご心配なことと思いますが、歯科医院による専門的口腔ケアによりこれまでもあったインフルエンザウイルス等においてもウイルス感染の発症リスクを下げる可能性が高いことが確認されています。
何かとお忙しいとは思いますが治療中で期間が空いてしまった場合には、
症状が悪化する場合もありますので、ご都合のよい日にご連絡いただけることをお待ちしております。
2020年5月21日″フレイル″予防
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
◯フレイルとは?
(1)人らしく生きることを支えて『口腔機能』
栄養・運動・社会参加は健康長寿の3本の柱と言われます。
十分な栄養がとれ、自由に出歩くことができ社会との豊かな関わりを続けてこそ健やかに歳を重ね、生涯豊かな人生を楽しむことができます。
(2)口腔機能低下が招く『フレイル』の危険
硬い食べ物を噛み砕く(咀嚼)には歯が必要です。
乾いた食べ物を飲み込む(嚥下)には十分な寮の唾液を出す唾液腺の働きが必要です。
口や顎、喉、舌の筋肉の量は減れば、噛む力や飲み込む力が減り、食べこぼしやむせが起きやすくなります。
低栄養は全身の筋肉力を低下させます(サルコペニア)。
歩みが遅くなり、外出や社会参加の機会が減り、食が細くなれば、さらにサルコペニアが進みます。
この悪循環で衰弱した状態が『フレイル』で、フレイルは要介護状態の一歩手前です。
当院では、65歳以上の方を対象に口腔機能低下症の検査を行っております。
検査内容は以下の通りになります。
⒈口腔衛生状態不良 → 舌苔の付着程度(舌の汚れ)
⒉口腔乾燥 → 口腔粘膜湿潤度
⒊咬合力低下 → 咬合力検査
⒋舌口唇運動機能低下 → オーラルディアドコキネス(パタカテスト)
⒌低舌圧 → 舌圧検査
⒍咀嚼機能低下 → 咀嚼機能検査
検査が終わりましたら、検査結果をもとにカウンセリングを行います。
カウンセリング後は、患者様にあったトレーニング法をご紹介させて頂きます。
動画での説明もありますので、一緒に楽しくトレーニング頑張りましょう。
2020年5月10日口腔清掃の取り組み
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は口腔内の清掃についてお話ししたいと思います。
口腔を清潔に保つことは、虫歯・歯周病・気道感染(誤嚥性肺炎やインフルエンザなど)の予防に必要とされています。
さらに、口腔機能を維持・向上させる上でも重要であり、自分の口腔内の観察や口腔清掃方法のポイントなどを習得することが大切です。
口腔清掃の取り組みを大き3つに分けてお話します。
①自分の口の中に関心を持つ(セルフチェック)
②効果的な口腔清掃の習得(セルフケア)
③かかりつけ歯科医への定期検診(プロフェッショナルケア)
まずは、ご自身の口腔内の状況を把握し、関心を高めることが大切です。
しかし、口腔清掃は自己流になりがちなため、その方法が良好であるとは限りません。口腔機能の維持向上に効果的な口腔ケアの方法について、専門家の視点から個人の口腔内状態に合わせた口腔衛生指導を受けることは大切です。
口腔内の異常を感じた時だけではなく、かかりつけ歯科医を持って定期検診受けることや効果的な口腔清掃法を習得し、お口の健康を守って行きましょう。