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2022年9月26日意外と見られている⁉︎歯茎の色👄
いつもヒサドメ歯科のブログを見て頂きありがとうございます^^
皆様ご自身の歯茎の色を気にされた事があるでしょうか?最近はマスクで口元を見せる機会も大きく減りましたが、いざマスクを取って話し相手にニコッと笑った時、歯茎が黒ずんでいたら‥あまり意識しない部分かもしれませんが、人に与える印象として重要な部分です。健康な歯茎の色はピンク色ですが、様々な原因で色が変わってきてしまいますので、今回はその原因と改善方法をご紹介したいと思います。
私達の肌の色が人によって違うのはメラニン色素を持つ量の違いで、歯茎も同様にメラニン色素の量によってある程度歯茎の色が違ってきます。が‼︎その中で歯茎が赤黒くなったりドス黒くなって来るのはいくつかの原因があります。それは‥
①喫煙によるもの:タバコに含まれるニコチンやタールの影響で歯茎の組織が酸欠状態になってしまったり、毛細血管が縮小し血流が悪くなってしまう事、体内のビタミンCが破壊されメラニン色素の生成を抑える力が弱まり色素沈着を起こしてしまう事によりドス黒くなってきます。
②歯周病によるもの:歯茎の炎症(歯肉炎)が進行し、歯を支える骨まで破壊されてしまうと歯周病になり、それが重度になるにつれ歯茎がうっ血した状態になり、赤紫色に変色してきます。
また、口呼吸の方も口の中が乾燥し、菌が繁殖して常に歯茎に炎症を起こした状態になりがちなので要注意です⚠️
③歯科金属によるもの:過去に治療した被せ物や、土台の金属が錆びて溶け出し歯茎に沈着してしまいます。これをメタルタトゥーと言い、保険適用の素材は錆びやすいです。
これらを改善するためにまず自分で出来る方法として‥
❶歯磨きをしっかり行う:歯周病の原因となるプラークが残っていては歯茎の炎症は引きません。歯と歯茎の境目に歯ブラシの先があたってる事を確認しながら軽いタッチで小刻みに動かして磨いてみましょう。
また、指で歯茎のマッサージをするのもオススメです^ ^
口呼吸の場合は意識して鼻呼吸にする事で歯茎の炎症が落ち着くこともあります。
❷タバコを控える:タバコを吸っている限り改善は難しいので、禁煙する事をオススメします。
歯科医院で改善する方法として‥
❶歯石除去・クリーニング:歯ブラシでは落とし切れないプラークや歯石を除去することで歯茎の炎症が取れ、本来の健康な色に戻す事が可能です。
❷歯科金属の除去:銀歯や金属の土台が原因で変色してる場合、金属は取り外しセラミック製など金属以外の素材を用いれば、被せ物から着色することはありません。また土台もファイバーコアと言うグラスファイバーの素材のものを使う事で再発を防げます。
❸レーザー・薬液を用いた治療:歯科用レーザーで歯茎のメラニン色素を取り除いたり、ガムピーリングと言い、歯茎に薬剤を塗って着色した部分の粘膜を剥がす方法です。
以上で挙げた原因や症状の進行度合いによってはご自身で努力してもなかなか改善されない事があります。早期発見・治療をすれば軽症で済む事が多いので、気になる方はまずご相談や検診にお越しください( ´∀`)