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2022年7月23日なぞの歯痛『非定型歯痛』とは?
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧頂きありがとうございます。
「非定型歯痛」という言葉、初めて聞く方も多いと思います。
非定型歯痛とは、歯の痛みが続くにもかかわらず、詳しく歯科などで検査をしても原因が見つからないことを言います。
歯痛には、大きく分けると虫歯や歯周病が原因のものと、それ以外の首や肩こりからの関連痛や副鼻腔炎などで起こる歯痛があります。
これとは別に原因が分からない非定型歯痛は脳のシステムの異常や精神疾患と関係するものがあり、
痛みが続いて不安な気持ちが募ると、そのストレスによって痛みがさらに強くなり、悪化の一途をたどってしまいがちです。
非定型歯痛が疑われる場合は、脳内の神経ネットワークの調整や、心理的葛藤の緩和のために精神科のサポートが重要になる事があります。
歯科からの「メンタル面が原因かも」という話があると突き放されたような気持ちになってしまうかもしれませんが、
原因不明の痛みの治療は、歯科関連の検討に加えてストレス関連の検討も原因究明の為の欠かせないプロセスです。
本当の原因の発見を遅れてしまうと、痛みが慢性的なものへと変わってしまいます。
歯痛はまれに、歯以外の原因でも起こることを頭の隅に置いていただき、まずはこころと体の休養をとり、
原因不明の歯痛が起きたときは、早期に歯以外の可能性も検討し、専門外来の診察を受けましょう。