ブログBlog
ブログ
2021年6月2日たばこと歯周病の関係について
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
皆さんはたばこと歯周病の関係についてどれくらいご存知でしょうか。
たばこの煙にはたくさんの化学物質が含まれており、その中にはニコチンや発ガン性物質などを始め、有害な物質が200以上含まれています。
たばこを吸うと口臭や汚れがつくだけではなく、たばこを吸わない人に比べて歯周病にかかる割合がとても高く重症化しやすいです。
たばこの煙の中に含まれる一酸化炭素は組織への酸素供給を防いでしまい、毛細血管を収縮させて歯肉の免疫力を低下させます。
毛細血管が収縮してしまうと、歯肉の腫れや出血を見た目上、抑えるため歯周病にかかっているのに気づかず重症化しやすいです。
また、ニコチンは一種の神経毒で血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。ニコチンは体を守る免疫機能も低下させてしまいます。
傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えてしまうので、実際に歯周病の治療を始めても治りが悪くなってしまう場合が多いです。
さらに、たばこを吸うとヤニがつき着色汚れが目立つだけではなく、歯がザラザラしてばい菌が張り付きやすくなると同時に
いつまでもお口の中や歯肉にニコチンが染み出し続けることになってしまいます。
このようにタバコを吸うと歯周病のリスクが高くなってしまうため1日に吸う本数を減らせるようにしてくことが大切です。
たばこを完全に断ち切ることはとても難しいと思いますが、歯周病を予防するためにも全身の健康のためにも禁煙することをおすすめします。
気になることがありましたらお気軽に当院のスタッフまでご相談ください!