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2020年5月21日″フレイル″予防
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
◯フレイルとは?
(1)人らしく生きることを支えて『口腔機能』
栄養・運動・社会参加は健康長寿の3本の柱と言われます。
十分な栄養がとれ、自由に出歩くことができ社会との豊かな関わりを続けてこそ健やかに歳を重ね、生涯豊かな人生を楽しむことができます。
(2)口腔機能低下が招く『フレイル』の危険
硬い食べ物を噛み砕く(咀嚼)には歯が必要です。
乾いた食べ物を飲み込む(嚥下)には十分な寮の唾液を出す唾液腺の働きが必要です。
口や顎、喉、舌の筋肉の量は減れば、噛む力や飲み込む力が減り、食べこぼしやむせが起きやすくなります。
低栄養は全身の筋肉力を低下させます(サルコペニア)。
歩みが遅くなり、外出や社会参加の機会が減り、食が細くなれば、さらにサルコペニアが進みます。
この悪循環で衰弱した状態が『フレイル』で、フレイルは要介護状態の一歩手前です。
当院では、65歳以上の方を対象に口腔機能低下症の検査を行っております。
検査内容は以下の通りになります。
⒈口腔衛生状態不良 → 舌苔の付着程度(舌の汚れ)
⒉口腔乾燥 → 口腔粘膜湿潤度
⒊咬合力低下 → 咬合力検査
⒋舌口唇運動機能低下 → オーラルディアドコキネス(パタカテスト)
⒌低舌圧 → 舌圧検査
⒍咀嚼機能低下 → 咀嚼機能検査
検査が終わりましたら、検査結果をもとにカウンセリングを行います。
カウンセリング後は、患者様にあったトレーニング法をご紹介させて頂きます。
動画での説明もありますので、一緒に楽しくトレーニング頑張りましょう。