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2014年4月9日ダスティー・ホフマンだと思ってた時期もありました。
こんばんは、ヒサドメ歯科の歯科医師、阿部です。
ご無沙汰しております
…ってこの書き方が既に陳腐に聞こえてしまうほど久々の書き込みであります。
毎日のようにブログを更新される方ってすごいなあと思います。
よっぽどのことが無ければネタがあまりありませんし、
そもそもが筆不精な性格ですのでキーボード打つのも軽い重労働(なんか変な表現ですねー)であります。
録っておいた『相棒』の最終回を観ました。
前シーズンあたりからたまに観るようになったのですが、
毎回凝ったストーリーで、とっても面白いですよね。
人気シリーズなのも肯けます。
さて、今シーズンの最終話、テーマになっていたのは「父子愛」。
詳細は書きませんけど、捕まえる方も捕まる方も根底に流れてました。
たまたま昨日の昼休みに、映画『クレイマー・クレイマー』の話が出ました。
『相棒』観終わって「そういや、どんな映画だったっけ?あれも確か父と子のお話…」
と思い、歴史的名作を観直してみることにしました。
観直す、といっても初回は20年以上前に眠気まなこをこすりながらのTV鑑賞でしたから、
どんな話だったかほぼ忘れておりました。
ダスティン・ホフマンが子どもを病院へ連れて行くシーンも新鮮な気持ちで観れたのですが、
思い出したことがありました。
父とのことです。
恐らく記憶の中で一番古いものだと思います。
父と数か月、二人だけの生活を送っていたころのことです。
二人だけ、ってことは妹が生まれる前ですから、自分は3歳くらいでしょうか。
父が自分を背負って、早朝の本屋さんの扉をたたいている。
自分はちょっと熱っぽくてスポーツドリンクかなんかを飲んでいる。
おぼろげな絵面ですけど、町の小さな本屋さんという佇まいで、勿論まだ閉まっているんです。
無理矢理店の人を起こして、多分『ようちえん(小さい子向けの小学~年生シリーズみたいなのありましたよね)』
か何かを売ってくれって言っている。
あれ、今ならモンスター・ペアレントっていわれそう。
熱を出して苦しそうだから気を紛らわすために読ませようと思ったのか、
出勤前に駄々こねだしたのをあやすために購入しようとしたのかはわかりません。
しかし、どちらかというと九州男児な父がそんなに躍起になって自分に何かしてくれたことって、
他にあんまり思い出せないんですね。
泳げません、って言ったら川に突っ込まれたりとか、
習っていないのに「七の段言えるようになるまで晩飯食わせん!」って泣かされたりとか、
他に思い出すのはそんなことばかりです。
父性、ってどういうものなんでしょう?
反対の母性って自分の中では「やさしい」とか「つつんでくれる」とか、そういった言葉を想起しますが、
父性は優しいだけでも、厳しいだけでもない気がします。
「男は黙って…」みたいなのでも、黙ってばかりじゃ伝わんないですしね。
子どもできたらわかるんでしょうか?
んー、今の自分にゃ中々に理解が難しいものですねー。
そういえば、名作とかいいながら、
話の間中ずっと自分が『クライマー・クライマー』ってタイトル間違っていたのを
聞き過ごして会話をされてた院長。
あれも父性の一端なのかしらん…