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2012年5月13日そろそろ種蒔きの季節です
おはようございます、ヒサドメ歯科の歯科医師、阿部です。
昨日朝散歩していましたところ、
トラクターで畑を耕している光景に出くわしました。
そのトラクターの周りを白い鳥の群れが、10羽くらい着いていくんです。
幼鳥時の刷り込みで親と勘違いしているのか、
収穫時のおこぼれの記憶がそうさせているのか分かりませんでしたけれど、
朝から清々しい気持ちになりました。
農業は自然と寄り添って生活していく糧を得るものですよね。
自分の職業のことをふと考えてみました。
元々存在する口腔内という生体部位を治療する。
病気という日常生活に支障をきたす悪状況の改善を目指して、
あるいは心理的に障壁となる事象の解消を目標に。
これは、生体に「対して」ではなく「寄り添うように」行うべきなのではないか。
手塚治虫先生の名作『火の鳥』では、人間も宇宙の一部である、という考えが出て来ます。
それが正しいのなら、
宇宙に対して何か行うというのはおこがましい物言いだと思います。
むしろ胸を借りるくらいの意識でなければ。
難しい問題が多い昨今です。
それが、人間の生活に寄り添っているものなのかどうか、
自然の摂理にかなっているのかシンプルに考えてみれば、
意外と答えの見えてくる話なのかもしれませんね。